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小指の訓練 [パガニーニへの道 II]

本日のレッスンのアッコライの特訓ということで、少々疲れ気味。
「暗譜。暗譜。暗譜。そろそろ暗譜」
とういう先生攻撃が続く。

「たまにはエビでもくわなけりゃ アッコライばかりじゃ ふやけてしまう。」

というわけでないが、密かに練習しているのが、エビならぬバッハ。パルティータ3番のガボット。この曲は、あの難しい無伴奏バイオリンソナタのなかでは簡単な曲なんですけど、しっかりと重音もあるので、そうやすやすと弾ける曲ではないのですが、うれしいことにアッコライで出てくる同じ和音の重音が出てくるので、一石二鳥というわけ。

 それと、小指が弱いと音程が悪くなるということで、弱点補強の小指特訓。ジュラシック・パークならぬシュラディエック・パークを購入してきた。今月のサラサーテの特集である『左手力をつける』に紹介されており興味をもったからだ。値段も意外に安く945円(銀座ヤマハ店)。3巻構成になっていて、その最初の巻である「Schradieck The School of Violin Technics Book 1」。ここに小指を鍛える練習が掲載されている。


School of Violin Technics: Book 1, Exercises for Promoting Dexterity

School of Violin Technics: Book 1, Exercises for Promoting Dexterity

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: G Schirmer Inc
  • 発売日: 1986/11
  • メディア: ペーパーバック



※こんなところに動画があった。 http://www.violinwakaru.com/artcl/50/53_00301.html

似たような練習曲にセヴィシックもあるのだが、見た感じこちらの方がより実践的な譜面のような気がした。セヴィシックの方は、メカ系の王者のような教則本で、音楽性の欠けらもないのが練習していて嫌になることがあるのだが、こちらは、ふむふむそういうパターンって良くあるよねというフレーズが多い。
さっそくやって見たのだが、なかなか小指に効きそうな感じ。小指が弱いと音程が悪くなるので良い練習になりそう。

●追記
 久々にサラサーテのWebに行くと改装されている。そこに柴香苗先生のビデオが貼り付けてあったので見てみた。ハイポジションの移動に伴う肘の動きなど、なかなかわかり易い解説でよかったのだが、どうしても気になる点がある。弓の使い方で柴先生は、あまり弓先から弓元まで使っておられない。初心者向けということなのでしょうけど、この弓使いをしていると美探先生からは、結構きびしい指摘が来る。

「まだ2〜3cm残っているよ。」
というの声が聞えそう。実際、私も苦労しているのが弓先、弓元でのビブラート継続という練習。軽く弓を浮かせ気味にして余韻を残しながら音を返す。これが弓先、弓元ぎりぎりの場合とそうでないのでは随分と難易度が違うので、こういうところを見たかった。
ヒラリー・ハーン、イザベル・ファウストクラスのソリストはつねにぎりぎりで弓を返しているので、そういうところ少し残念。美探先生いわく、弓先、弓元は音色を決定する重要ポイントとのこと。

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